性生活をより豊かにするために欠かせないのがオナニーですが、そもそもオナニーをするかどうかやその頻度なども人それぞれです。したことがあっても気持ちよくないなどの悩みを抱える方も多くいることでしょう。
ここでは皆様の性生活をもっと充実したものにするために、気持ちよくオナニーをするための方法やそもそものオナニーの目的などについてお話ししていきます。

オナニーの効用

オナニーをするとき、人にはそれぞれの目的があります。
性欲解消であったり、自分の身体の性感帯を知るためであったり、眠れないから寝る前にしてみたりなどなど。
しかし、オナニーには様々な「噂」が付きまとっていますし、人に大っぴらに話すことでもないためオナニーを行なうことを躊躇ったり、不安になったりしますよね。
果たしてオナニーをすると自信の身体にどんな影響があるのでしょうか。

ストレスの軽減

人がオナニーをすると「エンドルフィン」という脳内物質が分泌され、抱えていたストレスが軽減されたり、不安が解消されたりします。その不安解消の効果がそのままその人の自己肯定感の向上にも繋がり、精神衛生上でも大きな効果があります。
オナニーは身体に触れて行なうものなので身体に効果があると思うかもしれませんが、メンタルの健康にも大きく効果があるようです。
また、慣れてくるとオーガズムも感じやすくなり、そのあとのリラックス感が身体を包むでしょう。これもまた精神衛生上、よいとされています。

睡眠の改善

ストレスの軽減のところでもお話ししましたが、オーガズム後のリラックス効果が睡眠の質を高める効果を発揮します。自然な眠気を誘発するので、入眠もしやすくなり、その後の眠りも深いものにしてくれるので、睡眠の質の改善に大きく寄与します。

自分の性感帯やその他の身体の特徴を理解することに繋がる

男女問わずですが、自分の身体の事は意外に分かっていないものです。特に自分がどこに触れられたら気持ちいいかという性感帯の場所などは実際に触れてみないと分かりません。
オナニーをすることで自分が気持ちいいと思う場所を自分が気持ちよくなれるように触っていくために自分の身体への理解が高まっていきます。
また、自分の性器やその他の身体の部位の特徴がわかることでオナニーだけではなく対人のセックスにおいての質の向上も目指していけることになります。
例えば、自分の性器の位置が分かれば行いやすい体位がわかったり、自分の性癖に合わせたプレイがしやすくなるでしょう。

月経痛の軽減

これは大変意外なことですが、オナニーをすることで女性に訪れる月経の痛みを緩和することがあるそうです。メカニズムとしてはオナニーの後のオーガズムで骨盤底筋が緩むことが影響しているようです。
しかし、生理中のオナニーについては衛生面などにも徹底的に気をつけなければならないことがあるので注意しましょう。
またストレスの軽減でも述べた「エンドルフィン」には鎮痛効果があるそうです。

免疫力の向上

ストレスの軽減によって免疫力が向上することがあるようです。病は気からという言葉がありますが、このように精神状態が身体を病気から守ってくれることがあります。
また、オナニーをすると心臓が高鳴ることから全身の血流がよくなり免疫力に限らずその他の健康にも寄与するようです。

パートナーとの性行為の質の向上

自分の身体についての理解を深めることで、パートナーとの性行為でのコミュニケーションの質の向上を図れます。どこに触れてもらったら気持ちよくなれるのか、であったり触れ方についても相手に伝えられれば上手に互いの身体を愛撫することができますよね。
そうして性感帯を理解し合っていると、お互いの性癖に合わせてセックスをするときも感度が高まるのでより楽しんでパートナーとのセックスを楽しむことができます。

気持ちいいオナニーを実践するために

リラックスをしていること

オナニーに限らず、セックスでオーガズムを感じるときにも大切なことですが、身体が緊張していたり不安を感じたりしていないことが大切です。
そのためには部屋の照明をリラックスできるものに変えたり、ヒーリングミュージックを流すなどすることが有効です。
また、オナニーを始める前にゆっくりお風呂に浸かるなども効果的でしょう。マッサージ機などを用いて身体をほぐしておくこともお勧めします。

自分の性感帯について理解しておく

先述の通りですが、オナニーをしていると自分の身体への理解が深まります。オナニーを高頻度でやっておられる方はピンと来るかもしれませんが、経験値が上がるほど容易にオーガズムに達することが出来ていることと思います。
自分が気持ちよくなる術を知っておくことは質の良いオナニーをする上でとても大切なことです。
また、なるべく自分で与える刺激に集中するようにしましょう。そうすると感度も上がっていきます。

道具の使用

各種おもちゃ、潤滑剤などの使用も気持ちいいオナニーをする上で効果を発揮します。
おもちゃを使用する上で大切なのは、自分の性感帯に合わせて適した形状や機能のものを選ぶことです。例えばクリトリスに刺激を与えることが好きなのであれば「ウーマナイザー」や「電マ」を選ぶとよいでしょう。しかし電マのように強い刺激を与えるものを使い続けると強い刺激に慣れてしまって微弱な刺激で感じられなくなることがあるので注意しましょう。
また、多少の性感開発が必要な人も居ますが、膣内への刺激が好みなのであれば自然な質感を感じることのできる「ディルド」などの使用もいいでしょう。そして体質によって濡れにくい方は「潤滑ゼリー」の使用もおすすめです。「ローション」などの代替品もありますが、ローションは乾燥しやすいので注意が必要です。

技術の向上

これには多少の時間がかかりますが、自分の感覚を確かめながら行なえるのでじっくり取り組みましょう。
クリトリスの刺激では始めは弱い刺激から始めて徐々に強くしていきましょう。いきなり強い刺激から始めると、敏感な部分であるがために痛みを感じることもあるためです。
また膣内のGスポットと呼ばれる部位への刺激はクリトリスの真裏辺りを目掛けて指の腹の部分を使ってとんとんと刺激を与えるようにしましょう。Gスポットについてはその位置、大きさや感触などに個人差があるのでじっくりと探してみることが大切です。
そして気持ちよくなる箇所を見つけたら今度は刺激するリズムも極めて大切です。自分にあったリズムを見つけたらなるべく一定のリズムで刺激を続けるようにしましょう。

心の準備

男女問わずにオナニーをするときには何かしらの興奮材料が必要になります。例えばアダルトビデオなどもその一つです。アダルトビデオは男性のものという印象が強いですが、女性視聴者に向けて製作されたものも充実してきています。そういったものを活用して、心理的にムードを作り上げることも大変重要です。そのようなファンタジーな世界に意識を集中させることで興奮を高めて行いましょう。
また、特に女性に見られる意識ですが、オナニーをすることへの羞恥心などから罪悪感が出てしまうこともあります。しかし、オナニーをすることは全く悪いことではなく、きちんと衛生面に気を付けていれば健康上への悪影響もありません。そうして自信の生活を豊かにすることを自分で認めてあげることも、地味に聞こえるかもしれませんが、大切なことです。

まとめ

ここまでお読みいただいて誠にありがとうございます。
主に女性を読者に想定して書かれているこのコラムですが、オナニー自体は男女問わずに行うものです。これが皆様の性生活向上の一助になれることを願っています。
オナニーをすることで様々な効用があることは上でお話しした通りですが、それを上手に行うためにはある程度の知識がある方がいいことも事実です。また、性欲の解消だけではなく自己肯定感を高めたり、リラクゼーションとしての効果も見込めることを考えると適度には行いたいものです。

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