近代の日本は男尊女卑的な社会制度を採用していました。特に明治維新から奥床しき女性が美徳とされ、社会で活躍するのは男性であり、女性は黙ってそれを支えるというのが当たり前だったのです。
しかし、これは元々は中国の文化であった上に、近代の欧米諸国でも家父長制度を採用していました。そのため、明治維新で近代国家の価値観を取り入れた日本で、近年では男女平等の潮流が顕著に見られてきています。これは欧米諸国の価値観が変化したのに合わせて、関係の深い日本にもその流れが入ってきたからであると思われます。
それに伴い、かつては抑圧されてきた女性の権利を見直そうという声が上がっています。
女性も社会で活躍し、自己実現のために生きていい。
女性も自分の幸福追求のためには自由への抑圧を解くべきだ。
至極真っ当なことでしょう。
人によって考え方が異なるにしても、現在の社会ではその流れが大きな共感を生んでいます。これを書いている私も例外ではありません。
しかしその一方で、まだまだ男性優位の価値観は根強く残っています。
個々の夫婦間やパートナー間で取り決めがあるでしょうが、例えば当店が存在している風俗業界でも同じです。男性の方が風俗利用をしやすいという社会的事実に異論はないでしょう。
もちろんパートナーの女性に厳しく制限されている男性も多いでしょうが、多くの男性はあまり罪悪感を持たずにパートナーに嘘をついて風俗利用を行います。
その一方、実際のサービス業として女性用風俗が勃興したこと自体は進歩ではありますが、実際に利用されるお客様の中には酷く罪悪感を抱えたりしている方も見受けられます。
女性用風俗は女性の欲求を満たすことを、女性を主役に据えて実現する場所です。
まだまだ社会的容認を受けられたとは言い難いほど若い業界ですが、現在を生きる既婚女性にとって女性用風俗という選択肢がどのようなものなのかを考えていきましょう。
目次
既婚女性が女風を使う理由
そもそもパートナーがいる女性が風俗を利用することを検討するのはなぜなのでしょうか。
男性の浮気についてはよく「生物学的に男性は子孫を多く残すためにばらまくことを本能としている」といった説明がなされます。逆に女性は「自分の子孫を残すためになるべく子どもが生き残るように優秀な男性の遺伝子を求める」という説明がなされます。
本当でしょうか。確かに学問的にはそれで説明がつきますが、ではパートナーがいて子どももいる女性が性的なことで思いつめて女風の門を叩くことの説明ができません。
人間というのはそんなに簡単な生き物ではありません。
観念というものに対しての考え方を再構築しながら考えていきます。
パートナー間の性的不和
こうした個人の問題について考えるとき、あまりマクロな話を続けていても核心には辿り着けません。あくまでも悩んでいるのは個人であり、ミクロな存在です。AさんにはAさんの生活や価値観念があり、BさんにはBさんの信条や生き方というものが存在しています。
一人ひとりに目を向けるには「心」を俎上に上げる必要があります。
そうなると男性でも女性の心を想像することが可能ですが、きっとこんな経験のある男性もいらっしゃることでしょう。
「妻が子育てや仕事で忙しくて、夜に相手をしてくれない」
「妻と性癖が合わなくて心から楽しめない」
「妻が自分に魅力を感じていないことが伝わってきて悲しい」
この文章を書きながら私は大変な既視感に襲われました。それもそのはずです。妻を夫に書き換えるとそのまま女風を利用しようと考える既婚女性が抱える悩みになるからです。
まさしく、女風に興味を持つ理由が「パートナーとの性的不和を抱える心理的困難」であることの証左になるのです。一度しかない人生で、性欲も備わっていて、個人的な性的趣味(性癖)を抱える人が満足を出来ずに一生を終えるのはとてもゾッとする話だと思います。
また、自分に性的な愛情を持っていた男性が自分に興味を失くしたとき、自分を好きで居られるでしょうか。自己肯定感というものは生きるためにとても大切なのです。
目には目を歯には歯を
現代社会では女性も外に出て働いているケースが非常に多くなってきています。一昔前には「専業主夫」という言葉が流行り、男性が主婦業を熟すというドラマが放送されたこともありました。
さらにその前となると昭和に戻ることになりますが、基本的には男性は浮気をしても許されたが、女性が浮気をしたら徹底的に叩かれたようです。一部の大物俳優さんが不倫をしても「それがどうした」と言わんばかりの泰然とした様子で芸能活動を続けていたということがあります。
しかし、昨今では女性が男性と同等の権利を求める動きがあるために、どちらも叩かれるようになってきています。
そうなってくると不倫をされた女性もただ涙を飲んで耐え忍ぶということは少なくなってきました。屈辱を味わった女性が復讐に走るのです。
ところが、同じように不倫をすることは相手と同じ土俵に立つことになる、と考えて女性用風俗を利用する道を選ぶ女性がいます。それは理屈としては共感を覚えやすく、浮気の境界線を感情的な部分で設定する考えです。
自分を保つために論理立てて冷静に判断しているような身の振り方には共感を覚えます。
女性用風俗はそのような既婚女性の受け皿にもなっているのです。
リラクゼーション
女性用風俗でのサービスには性感マッサージがつきものです。メインのサービスと言っていいでしょう。牛丼屋の牛丼のようなものです。
そして、中にはこの性感をリラクゼーションとして考えて使われる方もいらっしゃいます。
身体を癒すために温泉に浸かったり、整体師のマッサージを受けに行くような感覚なのです。
当然ながら、女性用風俗は全ての女性に対して生活の向上を提供する仕事ですから、性的欲求の解消以外の形でサービスをお求めになられることは大歓迎です。
そのため、当店にはマッサージの資格を持ったセラピストも在籍しております。
是非ご利用ください。
女性用風俗の利用がもたらすもの
女性にもたらす心理的影響
どんなものでもある程度そうなのだとは思いますが、女性用風俗を利用することで既婚女性には心理的にはメリットとデメリットが生じます。
メリットとしては、男性に求められる女性としての歓びを味わうことで自己肯定感を得られることです。そうなると生活で心のゆとりが生まれ、幸福感が向上します。
また、プロのセラピストの性感マッサージを受けることで自身の性癖についての理解を深め、自身が何を求めているのか、性的満足を求める方法を知ることができることもメリットとして挙がります。
半面、デメリットは既婚であるが故に罪悪感を抱えながら暮らすことを強いられることです。そして配偶者に隠している場合は秘密を抱え込むストレスが利用者の心を蝕むことにも繋がります。
夫婦の関係に与える影響
夫婦間の問題は非常にデリケートでアンタッチャブルな問題です。他人が簡単な気持ちで関われるものではありません。
女性用風俗の利用が夫婦関係に与える影響はとても大きいと言えるでしょう。もし秘密裏に利用をしていてそれが発覚した場合は夫婦関係に致命的な傷を与えることもあります。そして利用を知った配偶者がそれを浮気と捉えるのか、それとも単なる性欲の解消程度のものと捉えるのかも人それぞれです。
一方で女性用風俗の利用が夫婦関係を良好にするケースも存在します。
例えば、お互いの性的な満足を追求するためにお互いに真剣に向き合うきっかけになったり、セラピストが夫婦の性行為に干渉することで新たな性癖に目覚めて性生活の満足度が向上したりなども考えられます。
当店では寝取られることに興奮を覚えたり、複数の男性でパートナーの女性を気持ちよくしたいと考えておられるカップルの方に向けた「カップルコース」がございます。きちんと両者の合意が取れた上でのみご利用頂けるコースです。
「妻(彼女)が他の男性に愛撫されている所を見てみたい」
「複数プレイの願望がある妻だから、男性がもう一人欲しい」
そのようにお考えの方がいらっしゃいましたら是非。
また、女性用風俗が夫婦の関係に与える影響を考えるうえで、法律と倫理の問題は無視できません。倫理とは何か、法律は正しいのかという議論は活発になされるべきですが、生活の中で自分の幸福を考える人にはそんな時間はありません。待ったなしです。とりあえず現行法と共通認識されている倫理観に従って考えるしかありません。
現行法では営業許可を受けているお店で本番行為などの違法行為がなければ問題なくご利用いただけます。
倫理というものは明文化された法律に比して曖昧なものです。しかし決して個人的な感覚だけで判断されるものではなく、自身が暮らしている社会でそれがどのように考えられているかを見ていく必要があります。
現状ではやはり、女性が性について自己決定権を持つことを進めていくという考えが増してきているので個人的にはあまり自分を追い込まずにご利用頂ければと考えています。
しかし、人によって置かれている環境が異なるので、ご自身が身を置く環境での慎重な対応が必要でしょう。ただ「使いたいけど使えない」と諦めてしまうより「問題なく利用するためにどうしたらいいだろう」という考え方の方が建設的かもしれません。
女性が利用する性風俗の現状
根強い女性の性へのタブー観
くどいようですが、女性の性の解放に対するタブー観念は根強く残っています。
それも歴史的に根深いものがあるが故でしょう。何百年と受け継がれてきた価値観が一夜によって変わるなんてことは基本的には起こりません。
人の価値観を大きく変えるのは「時間」と「戦争」です。
人の価値観を変える(自分たちに従わせる)ために戦争を起こすなんていうのはよくない。かといって人々の常識が変わるのには時間がかかるのです。
しかし、女性が権利を獲得するための運動やフェミニズムの論争ももうそれなりの歴史を持っています。徐々にですが、女性の性に対する権利も認められつつあります。だからこそ女性用風俗の店舗がこれだけ存在しているということがあります。
逆説的ですが、積極的に皆様がお店を利用することが女性の性へのタブー観を打ち破ることに繋がることになります。社会の価値観の形成は結局は「それを考えている人の数」で決まるので、女性の性の解放を願う女性が増え、その価値観に共感する男性を増やしていくことが早道になります。
他国での状況
女性の性に対する考え方は進歩的(リベラル)な価値を重んじる国か、保守的な考え方を重んじる国かで異なり、前者では女性向けの性産業は割とオープンに利用されています。それらは主にアメリカやヨーロッパなどが挙げられるでしょう。
逆に保守的な国ではまだまだ違法としている国まで存在している状況です。
我が国日本においては、西洋の価値観念が強い影響力を持っているので、法律では縛られていませんが、個人での価値観がまだ追いついていないことが今後の課題になるかもしれません。
女性用風俗業界の今後の課題
女性用風俗業界は今後も市場を拡大していくことが予想されていて、女性が性についての自己決定権を掴んでいく傾向に拍車をかけることだと思います。しかし、それに伴って課題もいくつが生まれます。
いくつかを例に挙げて考えていきます。
匿名性とプライバシー情報の維持管理
多くのお客様はご自身のお名前を明かさず、ニックネームなどを用意してご利用になります。現在の女性用風俗を取り巻く環境でユーザーさんが女性用風俗を利用する上ではこの匿名性が極めて重要です。
また、お店にて管理されているお客様の情報もご指名を頂いたセラピストに最低限渡すのみで内勤などのお店のスタッフのみで厳重に管理しております。
と、情報管理となるとお客様のものばかりに目がいきがちですが、当然ながらセラピストのものも徹底的に管理しています。
セラピスト同士の個人的な交流自体は推奨しているので本人次第にはなりますが、基本的にセラピスト同士で本名を知ることもありません。
お客様だけではなく、セラピストのように働く人にとっても安心できる情報管理体制というものは今後の女性用風俗業界において極めて重要なものになっています。
ですから、既婚の女性におきましても情報管理がきちんとなされているお店を選ぶことが大切になります。
安心感を得てもらう
情報管理のみに留まらず、今後の女性用風俗においてはいかに安心してお客様にサービスを受けていただくかが極めて大切です。
お店に予約をして初めて会うセラピストがどんな人間か分からずに密室に二人になるのはとても心細く、不安になるはずです。実際、お客様の中には長い時間をかけて利用を検討し、当日も緊張のあまりに手が震えてしまう…なんてこともあるくらいです。
お客様に安心してご利用いただくために、多くのお店では口コミなどのレビューをセラピストごとに掲載しています。実際に利用された方からどのような評価を得ているかは大きな乗法になります。
また、セラピストの人柄などを知っていただくためにお店の公式SNSや、内勤スタッフの公式SNSアカウントでの情報発信を見ていただくのも効果的です。
さらにはセラピスト自身のSNS発信を見て頂いたり、写メ日記などの媒体からセラピストがどのような言葉で、どのように生活しているのかが垣間見えます。こちらは特に目を通していただくとよりお客様の安心感に繋がることでしょう。
実際にご利用になる前にセラピストの情報収集をなさってください。
まとめ
ここまで当コラムをお読みくださいまして誠にありがとうございます。
当店、当グループでは「全ての女性を主役に据えて女性の快楽を追求できる」をモットーに店舗運営を行っております。
その全ての女性には当然ながら既婚の女性も入っています。
既婚だからといって自身の人生を抑圧して幸福になることを妨げる必要はありません。
自身の欲求の解消のみで行動して法律を破ったり、周囲の人との関係を悪くしたりしないようにすればいいのです。
そのために当コラムを書きました。貴女様のお役に立てましたら幸いです。
当店には女性の幸福を願うセラピストが多数在籍しております。
セラピストへSNSなどでご連絡いただくのも、当店にお問合せいただくこともいつでもお待ちしております。
「エロスとは私たちの人間性である」
初めまして、康成と申します。
性的欲求は社会ではしばしば禁句として扱われますが、なぜなのか。どうしてそんな社会的に抑え込まれるのでしょう。
あまり周囲で性の話を開放的に語れることなど多くはないと思います。私もそうでした。
でもそれでは一度きりの人生、もったいないですよね。あなたの本当に露わにしたい性的嗜好を私と叶えてみませんか。
男性の多くは独りよがりになりがちです。私も若い頃はそうでした。しかし大人になるにつれて女性に、ひいては人に喜んで頂くことが至上の悦びになって参りました。
是非、セラピストとしてお客様の恍惚の表情を見たい。日常から離れた貴女の表情を見たい。その一心でこの世界に飛び込んで参りました。
貴女が気持ち良くなってくれたら私も気持ちいい。
極上の時間を私と過ごしていただけたら幸せです。