優しい言葉を受け取る小さな練習

  コラム
褒められると、つい否定してしまうあなたへ。

「その服、とても似合っていますね」

そう言われたとき、あなたはどんな言葉を返しますか?

「そんなことないです」
「これ、安かったんですよ」
「私なんて、全然……」

嬉しい気持ちはあるのに、つい打ち消してしまう。後になってから「普通にありがとうと言えばよかった」と思った経験はありませんか?

今回は、誰かから向けられた優しい言葉との付き合い方を考えてみましょう。



 

謙遜することが、いつの間にか習慣になっている

褒め言葉を否定してしまう理由は、人それぞれです。

自慢していると思われたくない。
相手が気を遣っているように感じる。
自分では、そんなふうに思えない。

これまで自然にしてきた返事だからこそ、急に変えるのは難しいものです。

無理に自信を持とうとする必要はありません。まずは「私は褒められると、少し照れるんだな」と、自分の反応に気づくだけでも十分です。

嬉しいのか、戸惑うのか、信じられないのか。その気持ちを、すぐに整理しなくても大丈夫です。

「ありがとう」は、自分を高く評価する言葉ではない

褒め言葉を受け取るとき、相手の評価に全面的に同意する必要はありません。

「素敵ですね」と言われて「ありがとう」と返すことは、「私も自分を素敵だと思っています」と宣言することではないからです。

「そう感じてくれたんですね」
「優しい言葉をかけてくれて、嬉しいです」

そんな意味で受け取ってみると、少し返事がしやすくなるかもしれません。

相手が見つけてくれた魅力を、その場で自分まで否定しなくていい。そう考えるだけで、会話の続き方も変わってきます。

照れくさいときは、そのまま伝えていい

気の利いた返事を考えなくても構いません。

「ありがとうございます。ちょっと照れますね」
「そう言ってもらえると嬉しいです」
「実は今日、少し迷って選んだ服なんです」

素直なひと言が、新しい会話につながることもあります。

もちろん、すべての褒め言葉を喜ぶ必要はありません。触れてほしくない話題だったり、言われ方に違和感があったりしたときは、無理に笑顔で応じなくて大丈夫です。

自分が心地よく受け取れる言葉かどうかも、大切にしてください。

自分では見つけられなかった魅力に出会う

いつも周囲を気遣っていること。
人の話を最後まで聞けること。
好きなものについて話すとき、表情が明るくなること。

自分にとっては当たり前でも、誰かには素敵に映る部分があります。

褒め言葉は、自分を採点するためのものではありません。「そんなふうに見えているんだ」と、自分の知らなかった一面に触れるきっかけにもなります。

すぐに信じられなくても、その言葉を心の片隅に置いておく。それくらいの受け取り方でもいいのです。



 

帝が大切にしたいのは、その人をきちんと見ること

帝 -MIKADO-が目指しているのは、決まり文句を並べる接客ではありません。

会話や一緒に過ごす時間の中で、その女性らしい魅力を見つけ、自然な言葉で伝えることを大切にしたいと考えています。

褒められ上手になる必要も、上手に喜ぶ必要もありません。

もし嬉しいと感じた言葉があったら、まずは小さく「ありがとう」と返してみる。

誰かの優しさを受け取る時間が、自分への見方を少し柔らかくしてくれるかもしれません。

帝 -MIKADO-