女性用風俗店は様々な事情を抱えた女性がご利用下さっています。
中には「パートナーはいるのだけど、セックスレスになってしまって辛い」という方も多くいらっしゃることかと思います。
セックスレスという、パートナー間の難しい問題の解決には大変な労力がかかりますし、なによりその解決策は一つではありません。
その解決策の中の一つに「女性用風俗の利用」という手段が挙げられます。
しかし、それにも一つの懸念点が頭をもたげてきます。
「女性用風俗でセラピストに会って性感サービスを受けることは浮気や不倫になるの?」
というものです。
このコラムでは婚姻関係も交際関係も含めたパートナーを持つ女性の女性用風俗の利用が浮気や不倫にあたるのかを法的な角度から検証していきます。
目次
女性用風俗で受けられるサービスとは?
本題に入る前に女性用風俗で受けられるサービスについてお話ししていきます。
そもそも浮気なのか不倫なのかという議論の前に、女性用風俗で受けられるサービスについて共通の認識を持っておくことも大切でしょう。
実際に女性用風俗で受けられるサービスは店舗によって異なります。
というのも、お店によって「どんなプレイが可能か」という差別化を図って営業している「コンセプト店」というものが点在しているからです。
しかしいずれにせよ「性的なサービス」というものが必ず存在しています。
当店の性感マッサージコースでどのようなサービスが受けられるかは是非、下記のコラムもお読みください。
【女性用風俗ではどんなサービスが受けられるの?】
そもそもどこからが浮気や不倫にあたるのか
「浮気ってどこから?」などの議論は結論は出ないものの、よく酒席などでも盛り上がるトークテーマとして話し合われることがありますよね。どうして結論が出ないのか、というと「人によって線引きが異なるから」というものがあります。
「えー…セックスしたらかな」
「もう手をつないだりしただけでもだめ」
「自分に嘘をついて二人きりで食事に出かけるだけでもだめ」
色々な意見があります。酒席で盛り上がる分には周囲の人の考えを知るということで楽しめたりはしますが、それではこのコラムは書けません。下記の考えのもと、浮気と不倫とは何なのかについて考えてみましょう。
そもそもパートナーとの個人的な取り決めである
近年、芸能人が浮気や不倫をすると破滅的な社会的制裁を受けます。これにも様々な議論が飛び交っていますが、芸能人が出ているテレビやラジオというものはお金を出しているスポンサーがいて、そのスポンサーの出している商品やサービスを公共の電波で広告として出している以上は「視聴率」というものが大きな影響力をもっています。ですから、スポンサーとしては「視聴者が不快に思うタレントは起用したくない」という心理が働くのは致し方ないかなとは思います。
にしてもSNSなどで当のタレントさんを叩く、いわゆる「誹謗中傷」が大変多い。
私はこの風潮にはあまり好意的ではありません。
そもそも「隣人の夫婦関係の話」です。昔から「夫婦喧嘩は犬も食わない」と言いますように、あくまで当のパートナー間の問題であるはずです。
どこからが浮気なのか、不倫に該当するのか、そしてその問題に対してどのように対処するのかは他人が関わる問題ではありません。
浮気や不倫の対処法
これはもう大別して二つに分かれるものだと思います。
一つは「相手の過ちを許し、関係の再構築を図る」。
どうしたら正しいというものはありませんが、もう一度人生を共に歩んでいく決意をすること。その判断の根拠によってはその後の夫婦、パートナー関係の形は大きく変貌を遂げることでしょう。
「子どもがいるから」という理由で別れなかった夫婦の中にはもう子どものことのみが関係の柱で、お互いへの愛情は消滅してしまった…なんてこともあるでしょう。
「相手の過ちを寛大な心で許す」という理由であれば、過ちを犯した人が真摯に反省をしていればもとの関係に戻れるかもしれません。
二つは「パートナー関係の解消」。
浮気や不倫が原因でパートナーのことを信じられなくなり、別れてしまうなんていうことはよくある話です。
いずれにせよ、二人で決めることですが、そのパートナーとの関係が婚姻関係なのか交際関係なのかで話は大きく変わります。
そのあたりの話を下記にて確認していきましょう。
離婚事由にあたること
婚姻関係の解消は当人同士で合意があれば役所に書類を提出するだけで可能ですから、別れること自体はさほど難しい話ではありません。財産分割などの問題もありますから、実際は面倒な話し合いが行われるものではあるでしょうが、精神的負担は比較的少なくて済むでしょう。
しかし、きちんと両者の合意がとれているなんていうことは稀でしょう。
もし、どちらかが別れたくないと主張しているときの法的に定められた離婚事由について確認していきましょう。
一方の離婚要請で離婚が裁判で認められるには下記の条件があります。
①相手に不貞行為があったとき
②相手から悪意で遺棄されたとき
③相手の生死が3年以上明らかでないとき
④相手が強度の精神病に罹り、回復が見込めないとき
⑤その他、婚姻を継続することが困難な理由があるとき
②〜⑤については今回のコラムとはほとんど関係がないので割愛致しますが、①相手に不貞行為があったと裁判で認められれば一方の離婚要請でも離婚が認められるようです。
そこで気になるのが当コラムの本題である「女性用風俗の利用が不貞行為にあたるのか」です。
それについてじっくりと考えていきましょう。
女性用風俗の利用が不貞行為になるかどうか
民法による不貞行為
日本の民法では「不倫」、「浮気」という言葉は使われておらず、離婚事由にあたるかどうかは「不貞行為」があったかで判断されます。
法律上の不貞行為とは「配偶者以外の異性との性交渉又はその類似行為」という定義づけがなされています。
そして性交渉とは女性器に男性器を挿入する行為、すなわち本番行為のことになります。
女性用風俗をふくめ、日本の性風俗店では本番行為は禁止されています。
もちろん当店もセラピストさんに対する禁止行為のガイドラインは明確に用意してありますし、その研修も受けてもらっています。そのため、いわゆる性交渉がお店で行われることはありません。
では性感マッサージが「その類似行為」に該当するかが問題となることが分かります。
不貞行為の判断
しかし、女性用風俗も通常のエステやマッサージ店として利用していれば不貞行為にはあたりません。
ただ、日本の裁判では民事訴訟の場合、双方の弁護人がかつての判例や、事実に基づいて依頼人の正当性を法的根拠に基づいて主張し合います。そして、裁判官が自身の法的解釈に基づいて判断します。
その性質上「実際には不貞行為(性交渉)が」あったと裁判所が判断すれば離婚事由に該当してしまう恐れがあります。
そういう場合、当然ですが本番行為がなかったり、その類似行為がなくても裁判所がその判断をしてしまう可能性はあります。
裁判所が「誤解」をしてしまいかねない証拠にはいくつかあります。
①ラブホテルの出入りなどの写真、動画などの証拠
②二人きりで旅行に行ったことを証明する領収書などの証拠
③明らかに性交渉があったことを匂わすLINEやメールなどのやりとりの証拠
などが挙げられます。
実際には性交渉が行われていないにも関わらず、そのような不貞行為が認められる判決が出た場合は控訴、上告という手段をとることになるでしょう。
そもそも女性用・女性向け風俗では本番行為を禁止しております。
本番行為を行えないお店の利用において「性交渉をしただろう」というのも少し無理のある話。しかし、実際の風俗の現場では本番とはどのようになっているのでしょうか。
実際の判例
女性用風俗店で受けたサービスが「不貞行為」に該当するかというのは実はとても難しい問題です。
何故なら判例を見ると、相応の行為があったとしても「性交渉」がない場合は不貞にあたらないという判決が出ることも多くあります。
しかし、拗れに拗れ、最高裁で判決が出た例では不貞の定義を拡大し「配偶者以外の異性と自由意思に基づいて性的関係を結ぶもの」としたものもあり、これは不貞行為の解釈を広いものにしたという見かたもあります。
実際のところはどうなのか
ここまでの話だと「では女性用風俗を使ったら不倫(浮気)として認められちゃうんじゃないか」という不安に襲われてしまいますよね。
しかし、上の話は一般男女の話。
というのも女性用風俗というのはあくまで「お客様」が「従業員(セラピスト)」に対価を支払ってサービスを受ける「商業」の域を出ないからです。
色恋営業などというものも横行しているようですが、一般的には双方に恋愛感情はなく、あくまでもサービスと対価の授受関係という判断がなされます。
そのため仮に「不貞」の定義を「婚姻関係の継続を困難にさせるほどの性的行為」であると解釈を拡げたとしても、女性用風俗の利用が直ちに婚姻関係を破壊するほどの性的行為かと判断されるかというとそうはならない場合がほとんどです。
ただ、夫婦の財産のほとんどを女性用風俗の利用に注ぎ込んだ、などという極端な例だと話は変わります。使いすぎには気を付けましょう。
ただし、女性用風俗の利用が完全に問題がないかというとそれは少し早計です。
何故なら上でも述べた離婚事由の「⑤その他、婚姻を継続することが困難な理由があるとき」というものがあるためです。
これを避けるためには夫婦の関係を修復する必要があります。
パートナーシップというものはあくまでパートナーとの信頼関係の上に成り立つものです。
女性用風俗の利用によって離婚事由にはなりにくいということがわかったからと慢心するのではなく、きちんとパートナーとの関係を継続するための話し合いが大切であるということです。
まとめ
当コラムをここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
女性用風俗の利用では不貞行為に該当するまでの理由には実際のところ判断はなされないようです。
しかし、それも婚姻関係を破壊してしまうようなものでない場合に限ります。
先にも述べましたが、夫婦の財産を蕩尽してしまうような利用の仕方は控えましょう。
当店はお客様の日常の潤いになるようなお店を目指して営業して参ります。
利用の仕方に迷われたり、不安が残る場合は、遠慮なく当店にご相談ください。

「エロスとは私たちの人間性である」
初めまして、康成と申します。
性的欲求は社会ではしばしば禁句として扱われますが、なぜなのか。どうしてそんな社会的に抑え込まれるのでしょう。
あまり周囲で性の話を開放的に語れることなど多くはないと思います。私もそうでした。
でもそれでは一度きりの人生、もったいないですよね。あなたの本当に露わにしたい性的嗜好を私と叶えてみませんか。
男性の多くは独りよがりになりがちです。私も若い頃はそうでした。しかし大人になるにつれて女性に、ひいては人に喜んで頂くことが至上の悦びになって参りました。
是非、セラピストとしてお客様の恍惚の表情を見たい。日常から離れた貴女の表情を見たい。その一心でこの世界に飛び込んで参りました。
貴女が気持ち良くなってくれたら私も気持ちいい。
極上の時間を私と過ごしていただけたら幸せです。