内勤が一番怖いのは、クレームではない。女性が何も言わずに離れてしまう理由

  コラム
女性用風俗の内勤をしていると、さまざまな女性から連絡をいただきます。

予約についての問い合わせ。

セラピストについての相談。

利用前の不安。

利用後の感想。

そして、ときには厳しいご意見をいただくこともあります。

内勤として働いていると、

「クレームをもらうのは怖くないですか?」

と聞かれることがあります。

もちろん、厳しいご意見をいただけば落ち込みます。

ですが、実は内勤として一番怖いのは、クレームではありません。

何も言わずに、そのまま離れてしまうことです。

「大丈夫です」は、本当に大丈夫なのか


女性から、

「大丈夫です」

「特にありません」

「問題ないです」

という言葉をいただくことがあります。

もちろん、本当に何も問題がない場合もあります。

ただ、内勤としてたくさんのやり取りをしていると、

「本当は何かあるのではないか」

と考えることがあります。

例えば、

「今回は大丈夫です」

という短い返信。

こちらとしては、

「分かりました」

で終わらせることもできます。

でも、その前のやり取りを振り返ってみると、最初はもっと文章が長かったり、質問がいくつもあったりする。

それが急に短くなる。

こういう変化は、内勤として見逃したくありません。

もちろん、こちらの考えすぎかもしれません。

単純に忙しくなっただけかもしれない。

でも、

「大丈夫」と言われたから、本当に大丈夫だと決めつけていいのか。

これは内勤をしていると、いつも考えるところです。

女性は「嫌だった」と言わないことがある


これは、女性用風俗に限った話ではないと思います。

飲食店でも、美容室でも、ホテルでも、

「ちょっと合わなかった」

「思っていたのと違った」

と思っても、わざわざ店員さんに伝えず、そのまま二度と利用しなくなることがあります。

女性用風俗でも同じです。

「セラピストと合わなかった」

「思っていた雰囲気と違った」

「少し距離感が近すぎた」

「もっとこうしてほしかった」

そう感じても、

「ありがとうございました」

の一言で終わることがあります。

そして、そのまま次の予約が入らない。

お店側からすると、

「今回はたまたま利用しなかったのかな」

としか分からないこともあります。

でも、本当はそこに、

「もう一度利用したいとは思えなかった」

という理由が隠れているかもしれません。

これが、内勤にとって難しいところです。

クレームなら、まだ分かる


少し矛盾して聞こえるかもしれません。

ですが、クレームには「教えてもらえる」という側面があります。

「ここが嫌だった」

「こうしてほしかった」

「説明が足りなかった」

と言っていただければ、少なくとも問題がどこにあったのかを考えることができます。

もちろん、すべての要望に応えられるわけではありません。

それでも、

「そう感じた方がいた」

という事実を知ることができます。

一番難しいのは、

何も言わずに離れてしまうこと。

なぜ離れたのかが分からないからです。

実際にある「静かな離脱」


例えば、初めて利用された女性。

予約前には、

「すごく楽しみにしています」

と何度も連絡をくださっていた。

当日も問題なく終わった。

利用後にも、

「ありがとうございました」

と連絡が来る。

そこまでは、何も問題がないように見えます。

でも、その後まったく予約がない。

こういうことがあります。

もちろん、一度利用して終わりという方もいます。

女性用風俗だからといって、全員がリピートするわけではありません。

仕事が忙しくなったのかもしれない。

生活環境が変わったのかもしれない。

単純にしばらく利用する気分ではないのかもしれない。

理由は分かりません。

だから「予約がない=不満だった」と決めつけることもできません。

ただ、内勤としては、

「何かできることはなかったかな」

と考えます。

「嫌だった」と言ってもらえる店でありたい


だからこそ、私たちが大切にしたいのは、

不満を言っても大丈夫だと思ってもらえること

です。

これは簡単なようで、実は難しいことです。

「このセラピストさん、ちょっと合わなかったです」

と言うのは、女性にとっても勇気がいることがあります。

「本人に伝わったら気まずい」

「悪く思われたら嫌だ」

「細かいことを言う面倒な客だと思われたくない」

そんな気持ちになるかもしれません。

だからこそ、

「何か気になることがあれば、遠慮なく言ってください」

と伝えるだけでは不十分なこともあります。

本当に大切なのは、

実際に言っても大丈夫だった、という経験を積み重ねること。

そこから少しずつ、

「ここなら言っても大丈夫」

という信頼が生まれるのだと思います。

内勤に届く一言が、お店を変えることもある


以前、利用後に、

「すごく楽しかったんですけど、ひとつだけ気になったことがあります」

という連絡をいただいたことがありました。

最初は少し身構えます。

「何か大きな問題があったのかな」

と思うからです。

でも、話を聞いてみると、

「ここがもう少しこうだったら、もっと安心できたと思います」

という内容でした。

その女性にとっては、もしかすると小さなことだったのかもしれません。

でも、お店側にとっては大切な意見です。

その一言がなければ、私たちは気づけなかったかもしれない。

だから、内勤としては、

言いにくいことを言ってくれたこと自体に、意味がある

と思っています。

セラピストにも「悪い報告」だけをするわけではない


内勤というと、

「セラピストを管理する人」

というイメージがあるかもしれません。

もちろん、必要な確認や改善をお願いすることはあります。

でも、女性からいただいた言葉を伝えるのは、注意だけではありません。

「話しやすかった」

「緊張していたけど安心できた」

「自分のペースに合わせてくれた」

「前回話したことを覚えていてくれた」

そんな言葉も、きちんと伝えたいと思っています。

セラピスト自身では気づけないところを、女性の言葉から知ることができるからです。

それは次の接客にもつながります。

「女性は何を求めているのか」を決めつけない


内勤を長くやっていると、

「女性はこういうもの」

と決めつけそうになる瞬間があります。

でも、実際には一人ひとり違います。

たくさん話したい人。

静かに過ごしたい人。

何度も確認して安心したい人。

必要最低限のやり取りで済ませたい人。

毎回違うセラピストに会いたい人。

一人のセラピストと長く付き合いたい人。

どれが正解というわけではありません。

だからこそ、

「女性はこうしてほしいはず」

ではなく、

「この女性はどう感じているのだろう」

と考えることが大切だと思っています。

内勤が見るべきなのは「数字」だけではない


お店を運営している以上、

予約数や売上などの数字はもちろん大切です。

でも、数字だけでは見えないものがあります。

問い合わせが減った。

返信が短くなった。

以前よく利用していた女性から予約が入らなくなった。

利用後の感想がなくなった。

こうした小さな変化の中に、何かのサインがあるかもしれません。

もちろん、すべてを悪い方向に考える必要はありません。

ただ、

「数字に出ていないから問題ない」

と考えないこと。

それも内勤として大切な姿勢だと思っています。

「また来てください」より、「何かあれば言ってください」


お店側としては、

「またのご利用をお待ちしております」

と伝えたくなります。

もちろん、それは自然なことです。

でも、それだけではなく、

「何か気になることがあれば、いつでも言ってください」

とも思っています。

良かったことだけではなく、

「ここは嫌だった」

「これはちょっと苦手だった」

「こうしてほしかった」

という言葉も受け止められるお店でありたい。

そういう積み重ねが、結果的に女性からの信頼につながるのだと思います。

最後に


女性用風俗の内勤をしていると、

「予約を取る」

「問い合わせに答える」

「スケジュールを管理する」

という仕事だけではないことに気づきます。

画面の向こうには、毎回違う女性がいます。

楽しみにしている人もいれば、緊張している人もいる。

期待している人もいれば、不安な人もいる。

そして、何か思うことがあっても、それを言葉にできない人もいます。

だからこそ、私たちが一番怖いのはクレームではありません。

何も言わずに離れてしまい、その理由を知ることができないこと。

だから、もし利用していて、

「ちょっと違ったな」

「これは苦手だったな」

「もっとこうしてほしかったな」

と思うことがあれば、遠慮なく伝えてほしいと思っています。

厳しい言葉であっても、そこから改善できることがあります。

嬉しい言葉であれば、もっと大切にしていくことができます。

女性からいただく一つひとつの言葉を、

「クレーム」や「感想」という一言で片づけず、

これからのお店を作っていくための声として受け止める。

それが、内勤としてできることなのだと思っています。